「もしもうつ病の人が来たらどう対応しますか?」
本日の授業「疾病理解(しっぺいりかい)」は
この一言からはじまりました。
この授業はFDA川崎内で定期的に行われ
うつ病をはじめとする
メンタル不全の理解を深めるために
開かれます。ちなみに本日は「うつ病について」です。
「うつ病」に関してはみなさんよく御存じでしょうし
社会の中でもだいぶ理解が進んできてるみたいですから、
環境はいい方向に整ってきているのかもしれません。
本日ブログを担当する私K・Kも
10代のころからメンタルクリニックに
通っていた経験から決して他人ごとではありませんでした。
しかしメンタル不全といっても
内容は実にさまざまで
はっきり言って自分一人の経験は
他の人にとっては何にも役に立ちそうにありません。
いや、だからこそ余計に学ぶべきですね。
というのもこの「うつ」、何も知らずに良かれと思って接すると
実はそれが大きな負担になっていた、ということがあるらしいのです。
これは怖い。
例えばいくつか「うつ」に対するタブー
・がんばれと言わない。(これは聞いた事があります。こういう心遣いが必要な
んですね。)
・判断力が低下するため車の運転は控えてもらう。(これもわかる気がします。)
・旅行をさせない。(これは初めて聞いたとき???でした。旅先できれいな景
色を見ても、感動できない自分に失望する可能性があるため、とのことです。う
ーん、なるほど。)
もちろんケース・バイ・ケースで、一概には言えないのですが
最低限の知識として覚えておきたいです。
「うつ」と一口にいっても解明されていないところが
まだまだありますし、プロのお医者さんでも
判断を誤ることがあると聞きます。
理解が広がったといっても
実際はまだまだ難しそうです。
ここFDA川崎でもさまざまな人が集まりますから
当然うつで苦しんだ経験を持つ人もいます。
私が感じるのは、
自分にわかりえないものがあることをよくわかった上で
想像しながら接することの大切さです。
ですからFDA川崎内には何十人の人が
同じ悩みを抱えて来ている、と同時に
お互いにまったく理解しあえないものも持って
集まっています。(と、私は考えます。)
授業の最後にはうつの人と接するとき
「わたしならどうするか?」を話しました。
それぞれよく考えて意見を言いましたが
簡単に答えが出るものではありません。
授業で学んだように
知ることが第一歩ということでしょうか。
これからも勉強します。
ちなみに今回は
野口敬 「うつ」な人ほど強くなれる―『うつ』になりやすい性格こそ成功す
る条件」 (アスカビジネス)
を参考に勉強しました。
興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
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目の前の人が「私うつです」 その時あなたは…?
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