初めまして。2014年12月から就労移行支援のトレーニング生として入ったY・Kです。
先週の土曜日FDA川崎で「感情を整理する」という講座がありました。
その講師はアズ直子さん。
アスペルガーという障がいを持ちながら、経営者として、また母親として、ヒーラーとしても活躍されている方です。
実は私は、数年前アズさんのこの本を読んで、「まるで自分の事を書いているみたい!」と本当にびっくり。
そのお蔭で自分の特性がわかり、それまでの自己否定感が軽くなったのです。
でも遠い世界の人だと思っていたアズさん。それが、たまたまFDAでお会いできるなんて! これも何かの御縁なのだと興奮気味でした。
当日は、思ったよりも少人数(アズ先生を入れて6人)で机を並べての座談会みたいな形式。アットホームな雰囲気で、緊張感がほぐれて良かったです。s
アズさんは、何とあの


他の方はこの講座に何回か出たことがあるみたいで、初参加は私だけ。
でも、自己紹介の時に私がアズさんの本を読んで自分の事と似ていると思ったこと、 今の事務所に来た事で出会えて感激している事を伝えたら
「お会いできて私も嬉しいです」
と言って貰えました(嬉しい♪)
ワークは2つあったのですが2つめが 「あなたの苦手な人の事」について、苦手なところと、いいところを3つずつ書き出すというもの。私は すぐに前職のお局様と言われていたパートのOさんを思い出してました……
苦手なところは「人を見下す」、「悪口を言う」、「周りを支配している」などと すぐ書けたのですが「いいところ」が難しくて……

お局様は、チャウチャウ似!
例えば「その人みたいになりたくないという『反面教師』を挙げてもよい」とのヘルプ。 私は「仕事にはマジメ」、「きれい好き」、「家族と仲がいい」という3つをあげました。
アズさんが後で答え合わせをして下さったのですが、「人を振り回す」人には5つの要因があるとのこと。
それは、
(1) 批判的
(2) 自己中心的
(3) 頑固、融通が利かない
(4) エネルギー過多
(5) 支配欲
なのだそうです。

Oさんの場合は(1)の「批判性」と(2)の「支配欲」があるとの指摘。
それに対して効く「魔法の言葉」は、まず人のあら探しをして批判する人には、「色んな人がいるよ」と言い続けることだとおっしゃいます。
アズさんの事務所にも過度に批判的な方がいたそうですが、「いろんな人がいるから」と根気強く言い続けていたら、「まあいいか」って寛容的になってくれたそうです。
「自己中」な人は「自分を観て欲しい、見返りが欲しい」という気持ちが強い。その人には何か見返りを求めたら「それは、あなたがそれを好きだったらそうして、 あなた自身のためにやって」と喜んで手伝おうという「無償の愛」を理解してもらうことが有効なのだとか。
ちょっと難しかったのですが、たとえば、居酒屋の庄屋の店員さんが「はい、喜んで」と言いますよね? あれも口に出す事で仕事だから、お給料をもらうからするのではなくて、自分が喜んでサービスするのですよ、という理念を植えつける意味もあるのだそうです。
そしてマザーテレサは「無償の愛」の人として知られていますが、実は資金集めがうまかったそうで(勿論その資金は困っている人たちのための資金です)、「無償の愛」で行動する人には自然に感謝とお金も集まるということも納得しました。
それから(3)の「頑固融通が利かない」人。 これは実は私自身にもあてはまりますが、完璧主義理想主義な人が多いそうです。 (こういう人のこと、「べきべき病」(~「すべき」の「べき」。で体も硬いらしい……私もです)
それに対する魔法の言葉は「臨機応変に」、「ケースバイケース」。
例えば私はすごく具合が悪くても毎日お弁当を作らないと、自分を許せなかったりするのですが、それも「今日はコンビニで買って貰おう」と、臨機応変に 「ま、いいか」と思えるようになれば、肩の力が抜けるわけです。
次に(4)の「エネルギー過多」。これは過度に情熱を持ち。押しつけがましい人。
例として松岡修造さんをあげられていましたが(^_^;) それは悪口では無くて、イメージしやすいから(わはは!)です。いつもいつも「熱く」ては、自分もまわり疲れてしまうし、頑張っている人への魔法の言葉は「落ち着いてお話ししよう」でした。それによって広い視野を持つことができるそう。
(5)最後に「支配的」な人は、他人を自分の思い通りにしたいと思っていて、しかも、封建的。
これには「リーダーとしてみんなを助けてあげて」という言葉で相手を気遣うと、適正なリーダーシップを取れるようになるそうです。
ここでさっき書いた「苦手な人」の、「苦手なところ」と「いいところ」が関係してくるのですがOさんで言うと「批判的」な人は他人のこともよく見ているので自分の仕事の完成度が高く、 「支配欲」が強いということは、うまくその部分を生かせばよいということみたいです。
確かにOさんは仕事も早くてキレイでした。 上司に仕事をまかされると責任感を持ってやっていました。自分が今になって客観的にそう思えるのも、仕事を辞めOさんと離れたからだと思いますが^_^;

セミナーの最後に、「感情のチェックシート」を渡されました。 「人のマイナス感情は38種類に分類できる」そうです。
その当てはまる感情にチェックを入れてみてと言われたら、私は30個以上あって恥ずかしいと思いました。そうしたら、アズさんが、「皆、最初は多いのよ」とニコリ b^_^;
もう一枚渡されたのが「チェックが入った番号へのメッセージ」
例えば「自己否定的、自分を許せない気持ち」がある人には 「あなたがいてくれないと困る」「いつも助かっているよ」 が伝えるべきメッセージ。
一番「これだ」と思う感情に対するメッセージを紙に書いて、目に見える場所に貼っておくとか、携帯の待ち受け画面に設定するとかして毎日唱えていると、そのマイナスの感情が昇華するそうです。
その他別のワークもあったのですが 最後に心に残った言葉を書きます。
★「言葉は人の脳に大きく影響を与える。 自分に変な暗示をかけないようにする」
★「感情を整理する事でマイナス感情が消え、行動がかわり、間接的に体も楽になる(自分もまわりも変わるから) さらには、人生が変わる
★大きく変わろうとするときは大変な思いをする(子供の成長や人生の大きな転機) (だから大変と思ったら「自分は今成長のする時なんだ」と思う)。この講座はすでに何回か別のものもあったそうなので、私もまた今度それに参加できたらいいなと思います。
アズさんもアスペルガーで、かなり辛い思いもされたのに、今は自分の特性を生かした働き方・生き方をしていてこうとして、世の中の同じような悩みのある人に生き方のヒントをくれることもあこがれです。
最後に一言ずつ挨拶する時には、私は「こうしてアズさんとここでお会いできて、今までマイナスの方向にエネルギー消費していました。これからはプラスになるようにしたいです。またお会いしたいです」と言うと、アズさんはニコっとして「きっとなれますよ。またお会いしましょう」と言って下さいました。
中3のお嬢さんが受験で大変で、講演依頼もあちこちからきていてお忙しいみたいですが それすら笑い話にされていて一緒にいるだけで気持ちが楽になる方でした。
時間は10時から休憩をはさんで13時まで。 3時間密度が濃くてあっという間

14時からは同じ場所で忘年会。 私の作ったタマゴサンドが好評で、全部食べて貰えて嬉しかったです。

片付けもして帰ったら19時位になっていたけれどとても充実した忘れられない1日になりました。