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「スピーチ」をするための参考書

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みなさん、こんにちは。本日のブログを担当する~T・O~です。
今回はカリキュラムの中でとりあげられた本、『話し方入門』について紹介いたします。

私たちが受けているカリキュラムの一つに「読書共有」というものがあります。これは既に読み終えた人がその本について要点をまとめて説明してくれるものです。
そこで紹介されたものの中にD・カーネギーの『話し方入門』がありました。カーネギーといえば『人を動かす』があまりにも有名ですが、本書も隠れた名著となっています。この本にはスピーチの話し方についての心構え、コツなどが載っています。

普段、私たちは「スピーチ」はうまい人がするもの、得意な人がするべきこと、と思い込みがちですが、本書は上手なスピーチをするには入念な準備があってこそ、と説いています。スピーチは多くの人の前で自分の話を発表する場でありますから、自分が話す内容を相手にすんなり、分かりやすく伝える必要があります。一対一の対話形式であれば常に質疑応答を交えて、相手の理解度に応じて話を進めることができますが、一方的にこちらから話すスピーチの形式だとそうはいきません。スピーチを聞く人の身になって、とにかく分かりやすく説明すること。その為には原稿を何度も読み返し、改良を重ねていくという下準備が不可欠になります。

聞く相手の身になって原稿、および内容を考えるには普段から人の話を聞くことが大切です。いつも一方的に自分のことばかり話していては「聞く側の心理」を理解することはできません。何気ない日常的な会話でも、聞くことを意識しながら話すと様々な発見があります。そして意外に人の話を聞くことは大変なことだと気付かされます。相手の話を聞くことにより、聞く側の立場を理解でき、それがスピーチをするうえで役に立ってくるのです。

スピーチは自分の為に集まってくれた人々の前で話をすることであり、自分がスピーチをする意味、理由を考える必要があります。なぜ自分は壇上に立ち、目の前にいる人々に向かって話すのか。自分の置かれた状況、そして話す理由、意味を深く理解して臨まなければなりません。自問自答を繰り返し、自身との対話を積みかさねながら原稿を練り上げていきます。

しかし、いくら良く練られた原稿を用意しても長丁場のスピーチの場合、さすがに聞いている側も飽きてしまう場合があります。その為に聞いている人の興味を引きつづける方法や話の効果的な進め方など、いくつかのポイントが本書で助言されています。
それらを活用しながら最終的には情熱・心を込めてスピーチをすること。それがスピーチをするための極意であり基本となってきます。

今の世の中、解決しなければならない問題が沢山あります。その問題について人々に関心を持ってもらうためには人々の心に訴える力が必要となります。
そこでスピーチの技術がきっと役に立つことでしょう。
ぜひ、本書を参考にしてみてください。







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